田村のりひさホームページ

かわら版

●かわら版● 「給油新法からガソリン国会へ」

 昨日は三重県から東京まで雪模様となり交通が混乱するなど全国的に寒い一日となりましたが、温暖化が叫ばれている昨今では逆に寒い冬が来るとホットするから皮肉なものです。(勿論、原油高で灯油などが高いのが気になりますが。)


 さて、臨時国会が終了後、すぐに通常国会となり通年国会の様相を呈しております。それにしても慌しく、次から次へと問題が起こってきます。年金の問題で国民の皆さんに大変なご迷惑をおかけしていると思っていたら、インド洋の給油の問題。そして防衛省守屋前事務次官の逮捕へ、更に、薬害肝炎問題からガソリン税の暫定税率の有無かと思えば、中国産冷凍餃子事件へとめまぐるしく話題が変わっていくため、我々、国会議員も目を白黒させながら永田町を走り回っています。(もっとも、これが仕事ですから。)


 もう忘れられているかも知りませんが、本来、昨年からの臨時国会が年を越したのは、インド洋での外国船への給油を円滑に行うための法律が期限を向かえるため継続を可能にする法律を審議するためでした。これを憲法違反とする民主党の参議院引き伸ばしで国会は延長に次ぐ延長へと強いられたのです。(もっとも、小沢さんは個人的にアフガニスタンに自衛隊を派遣することを主張しておりますので、こちらの方が憲法違反の疑いがありますが。)

 結果的に年が明け、参議院送付後2ヶ月が経ったため憲法に従い衆議院の可決を得、成立を見ました。

 インド洋での海外船への給油に対しては賛否両論があります。賛成派の代表的な主張として「テロとの戦いに日本が参加しなければ国際的に日本の立場が危うくなる」とも言われています。勿論私は賛成派ですが、しかしこの考えとは少し違います。本音で言えば「この活動は日本のために行っているだからこの法律が必要である」ということです。


 2004年にペルシャ湾ホルムズ海峡付近で日本の石油タンカーがアルカイーダの爆弾を積んだ自爆船に襲撃されました。この時この船を救ってくれたのは米国軍と英国軍の船です。銃撃戦の上、タンカーは無事でしたがアメリカの軍人が3名亡くなられました。日本の石油のために他の国の3名の命が失われたのです。本来なら日本の石油を守る為に自衛艦が活躍するのが筋でしょうが、わが国の憲法はそれを許していません。結局、他国の艦船に守ってもらわなければならないのです。とするならば、守ってくれている国々の船に燃料を給油するくらいは当たり前ではないでしょうか。


 日本の国の不思議なところは、その守ってくれている外国艦船の給油でもペルシャ湾などで活躍する船はイラク戦争との関連があるからだめで、インド洋に限定しているところです。理屈はわからぬでもないですが釈然としません。いずれにしてもこの海域では常時日本の石油タンカーが50船近く航行していますから、この海が安全でなければわが国の国民生活が成り立ちません。


 ちなみに、民主党など徹底抗戦のため4ヶ月近く給油活動が停止してしまい、海外の艦船に多大な迷惑がかかりましたが、この間世界のマスコミに日本が叩かれた事はあまり報道されていません。英国では「日本は武士道は消えた。恥を知らない国になった。」米国では「日本はもはや同盟国ではない。」などと一部のメディアですが罵られました。


 それにしても残念だったのは「給油法案で国会を混乱させ、解散まで追い込む。」と息巻いて、事実混乱に追い込んだ小沢さんが「国政より大阪府知事選挙のほうが大切!」としてこの法案の採決のとき欠席してしまったことです。これが民主党議員に伝播して国政を放り出して「次期総選挙のために地元へ」と国会放棄をしないことを祈ります。


 
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