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かわら版

●かわら版● エアレーション  最終回

過去4回にわたり、下水道新聞のコラム「エアレーション」に寄稿致して参りましたが、今回が最終回です。

 今まで四回にわたり、下水道事業促進議員連盟の歴史から、その果たす役割、また、今後の下水道事業に関する提言内容などを申し述べてきましたが、私の連載も今回で最終回を迎えました。そこで、今回は、当議員連盟の活動がどのように実を結んでいくかをお話しします。
 平成二〇年度予算もいよいよ成立し、執行に向かって動き始めていますが、その中にはいくつかの新規事業が含まれています。一つは、「雨に強い都市づくり支援事業」です。住民自らの災害対応やこれを支援するソフト対策を組み合わせた総合的な浸水対策を推進するものです。二つ目は、「民間活用型地球温暖化対策事業」で、下水道資源の循環利用に関する計画の策定経費及び処理施設などに補助する事業です。三つ目として、今まで整備してきた下水道のストックの対応年数が近づいてきていることを考え、年間六〇〇〇件を超える道路陥没など、老朽管路の急増に対応するため、その長寿命化を計るための補修改築を目的とした「下水道長寿命化支援制度」の創設です。この制度の創設については、これまでの下水道事業にとって画期的なことと言えるでしょう。 
 以上の新規事業は、前回述べました当議員連盟の提言が実現化されたものです。もちろん、既存の事業においても、提言のなした意味には大きなものがあると信じております。
 それぞれの公共事業は時代の中の社会的ニーズ等により見直されます。その時々で必要のなくなった事業は縮小または廃止され、また、逆に必要な事業については追加されます。これは下水道事業も例外ではありません。しかしながら、下水道事業そのものが不要となることはありません。つい先日、災害問題の専門家からこのような話を聞きました。「災害が起こればもちろん、水や食料の確保は重要だが、同じくらい大切なのはトイレを含め泥水汚水処理対策である。これが、出来なければ都市はマヒする。」中世ヨーロッパで伝染病が定期的に流行したのも、あのパリやロンドンですら、道路脇に人間や家畜の排泄物が無造作に積み上げられているような不衛生さがその原因だったと言われています。現在の先進国の条件の一つが、下水道整備率、また、その質であることは間違いなく、そのことを鑑みたとき、この仕事に取り組むべきやりがいを改めて感じております。
 最後になりましたが、今後益々、皆様のご健勝とご多幸をお祈りし、おわりの言葉とさせて頂きます。


以上 ですが、今回の寄稿を通じ、皆様方に下水道事業について、今後の施策・国会議員の活動をご理解賜りますとありがたく存じます。


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